Tシャツができたきっかけは、デザイナーであるKENさんの小さな悩みから。
そもそもウガンダの地へ最小限の荷物でやってきた私たち。
ミニマリストを目指して!と身の回りのものも洋服も本当にミニマムで引っ越してきた。
そんな私たちですが大きな問題が。
到着して一月半ほど経過したくらいから、ウガンダは長い雨期に突入。
洗濯物が全然乾いてくれない。乾いてくれないうえにようやく乾いたと思ったらなんと、、臭い!
皆様ご存知あの生乾きの匂いです。全然取れないし、こちらだとにおい強めの柔軟剤(日本でも使わないけど)とかも種類がないし、、いろいろと策を練ってみたけどにおい取れず!
「もういいや、新しいTシャツ買いなさいよ!」
となったわけですけど、そこですよ。ええ。
KEN「ほしいTシャツがなーーーい!」
ちょうどその時MOYO MOYO一番最初のオリジナル商品、テディベアを作成していたKENさんは、
「あーもう自分で作るわ」という結論に。そこで生まれてきたのが我がKITENGE T-Shirtです。
今回はそんなTシャツが出来上がるまでの工程を簡単にご紹介!
まずはTシャツの卸のお店へ。
このお店、タウンの中にあるんですが、いつも周辺が大混雑なので、てくてくと歩きで。
もう本当にしょっちゅう通っているので、お店のお兄さんお姉さんともすっかり顔なじみの仲良しになりました。
まれにTシャツのサイズが表記と違ったり(Sって書いてあるのに明らかにLサイズだったり)、汚れがあったり穴が開いていたり、というハプニングに遭遇するので一枚一枚じっくり確認してから購入!
次はチテンゲを買いに
たくさんたくさんお店に並ぶ中から、ファブリック探します。
これはとっても大好き、かつ重要な工程の一つ。
じっくりと時間をかけて、お店の人とわいわい話しながら相談して価格交渉もして購入。
柄だけじゃなくてものによって質、厚み、強度も全然違います。もちろんそれと共に価格も違うので、じっくり観察。触って触って、、購入!
そして購入後はお決まりの作業
ファブリックによって本当にまちまちなのですが、中にはこんなに色が出てしまうものも。
必ず足できゅっきゅっと踏んで、何度も洗います(私の足は洗ってから洗ってます。笑)。
そのうえで、洗濯機でリンスして、ダメージが少ないよう、日差しの強くないところで干す。
※色落ちの激しいファブリックはTシャツには使用しないようにしていますが、
商品に注意書きとして入れさせていただいている通り、最初の数回のお洗濯の際には特に、他の洗濯物と分けて洗濯していただくことをお勧めしています。
そしてそのあとは家に並べたたくさんのファブリックと
Tシャツの色合いとを比べながら柄選び。
そしてポケットと袖タグの制作へ。
出来上がったポケットたち。ポケットの下の部分は、あえてのカーブを選択。
縫うのは一番大変だけれど、やっぱりこのカーブがかわいさの秘訣!?
ポケットの位置でイメージが大きく変わるって知ってました?面識のある方からのオーダーの場合は、体型なども考慮してポケットの位置を調整したり。
そしてMOYO MOYOタグも装着し、ラッピングして皆様のもとへお届けしています!
Tシャツの製作工程、なんとなく現地の写真と共に書いてみましたがいかがだったでしょうか?制作工程がわかると、がぜん愛着がわいたり、商品の選び方にも変化があるかも?
一枚一枚すべての工程を手作業で。大切に作っています。
皆様のお手元では大事に大事に、ではなく、たくさんわしわしと着ていただけますように!